ボードゲームで遊びたくなり、いろいろ調べ「カタン」というゲームにたどり着きました。
カタンはタイトルにもあるように王道のボードゲームでとても人気です。
どうせ遊ぶなら評判がいい楽しいゲームが欲しいとカタンのスタンダード版を買いました。
これから買うか悩んでいる人のために遊び方や実際に遊んでみた感想などをまとめたいと思います。
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目次
そもそもカタンってどういうゲーム?
ドイツで1995年に生まれたボードゲームで、カタン島という未開の島を開拓するという設定です。
サイコロを振り、該当する資源のカードを受け取り、受け取った資源カードを消費して道を作ったり開拓地を作ったりしていきます。
資源カードは5種類ありますが、得られるカードには偏りが出てしまいます。そこで必要となるのが交渉。
交渉することで受け取った資源カードをほかのプレイヤーと交換できます。
ゲームの勝敗は開拓地や都市をたくさん作った人の価値となり、勝者は1人です。
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
ゲームのパーツについて
カタン島の構成
島は地形タイルと海フレームが組み合わさり出来ています。地形タイルは森林4枚、丘陵3枚、畑4枚、牧草地4枚、山地3枚、砂漠1枚の計19枚あります。海フレームは6枚あり、カタン島を囲っています。
また数字チップが18枚あり、ゲームの準備時に地形タイルの上に乗せられます。
地形タイルや海フレームはゲームのたびにシャッフルすることができるので、毎回違う組み合わせにすることができます。
砂漠のタイルだけは特別で常に真ん中に置きます。
ゲームに使う道具
- サイコロ
ふたつあり、出た目を合計した数字が使われます。 - 資源カード
地形タイルに対応した資源カードがあります。
森林からは木材、丘陵からはレンガ、畑からは小麦、牧草地からは羊毛、山地からは鉱石。
それぞれ19枚ずつの計95枚入っています。 - 発展カード
ゲーム中に使用できる特別なカード
使用すると有利に開拓を進めることができます。 - 駒3種
街道15個×4色、開拓地5個×4色、都市4個×4色あります。色は白・青・赤・オレンジです - ボーナスカード
条件を満たすことで入手できるカードで勝利条件となるポイントを得ることができます。 - 盗賊駒
サイコロの目の合計が7になった時に移動する駒です。7を出したプレイヤーが、任意の数字チップの上に乗せることができます。
盗賊駒の乗っているタイルからは資源カードを得ることができなくなってしまいます。
ゲームの流れ
準備
まずサイコロを振り、順番を決めます。
一番大きな数字を出した人から始め、進行は時計回りで進めます。
最初のプレイヤーから順にカタン島の上へ開拓地と街道を一つずつ置きます。最後のプレイヤーが置き終わったら次は最後のプレイヤーから順に開拓地と街道を一つずづ置きます。
2回目においた開拓地の周りにある土地タイルから対応する資源カードを受け取り、ゲームを始めます。
プレイ
自分の番になったらサイコロを振ります。
出た目の合計の数字チップの下にある土地タイルから資源が出ますが、受け取れるのはその土地タイルの角に開拓地や都市を作っている人だけです。
つまりサイコロを振ったプレイヤーでなくても資源カードを受け取れます。
サイコロを振り終えたら、資源を使い街道や開拓地の建設を行ったり、開拓地を都市にレベルアップさせたりできます。また資源カードを使い発展カードを得ることもできます。
勝利条件
開拓地がひとつ1ポイント、都市がひとつ2ポイント、ボーナスカードが一枚で2ポイントと点数を集めていき、自分のターンに10ポイントになったことを宣言すれば勝ちとなります。
実際に遊んでみて
妻の実家へ泊りに行ったときに持っていき、私と妻と妻の母の三人でプレイしました。
感想としてはとても楽しく面白い。
ゲームのシステムがしっかりしていてルールも分かりやすいです。
サイコロを使うことによるランダム性、資源をどのように使うかという戦略性、資源カードをいかに有利な条件で交換するかという交渉力といろいろな要素が組み合わさっていることがこのゲームの奥深さの要因になっています。
運と戦略のバランスが絶妙で、上手にプレイできるほうが勝率は高いけど、運が良ければ初心者でも勝てるというゲームになっています。
深く考えなくても楽しめるので、簡単にプレイして楽しみたい妻の母も満足していた様子です。
また戦略などしっかり考えてプレイしたい私は、サイコロに振り回されながらも作戦通りにゲームを進められた達成感などを得ることができたので満足できました。
一回のプレイに一時間近くかかるのでサクサク終わるゲームではありませんが、各ターンの進行が速いことと、自分のターン以外でもカードを得られるため、暇な時間が少なく最後まで楽しく遊べます。
プレイのコツ
何度かプレイしてつかんだことを記録しておきたいと思います。
あなたが実際にプレイしてみるときの参考になれば幸いです。
最初に開拓地と街道を置く前に戦略を考える
土地タイルの位置などを確認し、狙っていく作戦を決めることが大切です。
基本的にはいかに多くの資源カードを得るかが目標になります。
1.街道をのばして開拓地を増やすことにより、多くの土地タイルを開拓するスタイル
2.開拓地を都市にレベルアップさせて一つの土地タイルから得られる資源カードを増やすスタイル
の2種類の作戦が主軸になります。
実際には開拓地は5個しかありませんので開拓地だけを作り続けることはできませんし、ゲームの開始前に置ける開拓地は2つしかないので都市にレベルアップさせ続けることもできません。
ただ序盤の資源カードが少ない状態を越えてしまえば、交渉などで欲しいカードをゲットしやすくなります。
序盤をいかに早く乗り越えるかがカギとなるため、開拓地の配置が大切になります。
開拓地を多く作るためには木材とレンガを大量に用意する必要があります。
対して都市へレベルアップさせるには鉱石と小麦が必要となります。
必要な資源カードが大きく異なるため、あえて土地タイルを偏らせる作戦が有効です。
開拓地を増やす作戦であれば木材・レンガを積極的に取りに行き、都市へレベルアップさせる作戦であれば鉱石・小麦を積極的に取りに行きましょう。
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港を有効活用する
欲しい資源カードがある場合、プレイヤー間の交換以外に銀行と交換する選択もあります。
銀行との取引は「いらないカード4枚:欲しいカード1枚」となりますが港を使うことで「いらないカード3枚:欲しいカード1枚」と必要な枚数を減らせます。
特定の資源カードのみ交換できる港では「決められた資源カード2枚:欲しいカード1枚」と必要な資源カードの枚数を半分に減らすことができます。
ゲームの最初に開拓地を置く際、一個目で放牧地の土地タイル3枚押さえ、二個目で羊毛で交換できる港を押さえることで必要なカードを簡単に入手することができます。
土地タイルの配置や順番にもよりますが、作戦の一つに入れておくと選択肢が広がります。
できるだけ銀行との取引は避ける
上記のとおり、銀行との取引は「いらないカード4枚:欲しいカード1枚」となります。
プレイヤー間で交渉すれば1:1での交換も可能です。特に序盤の資源カードの少ないときには、一枚一枚を大切に扱うべきです。自分にとって不用なカードもほかのプレイヤーには必要なカードである可能性があります。
交渉次第で不用なカード4枚を必要なカード4枚に替えることもできます。なんなら必要なカード5枚でも6枚でも可能です。
銀行との取引は最終手段にしてまずは交渉から始めましょう。
資源カードの交換は資源カードを使う直前で行う
初心者同士の戦いだったからという可能性もありますが、プレイヤー間で交渉し、カードを交換した後何もせずターンを終えることがありました。
その後、いらないカード4枚と交換した鉱石が、盗賊の効果で盗まれました。
銀行との交換は自分のターンであればいつでも行うことができるので、使う見通しがあるときに交換するようにしましょう。
まとめ
カタンはとても楽しいボードゲームです。
ルールやシステムはシンプルですが奥深い、素晴らしいゲームバランスで何回でも遊ぶことができます。
ゲームの流れや初心者なりにプレイしてみて気を付けるべきコツをまとめましたが、ゲームは実際にやってみないとわからないことが多いと思います。
夏休みでもお正月でも、親戚でも家族でも友達でも楽しむことができるゲームですので、思い切って購入して挑戦してみてください。一度プレイすれば、あなたもきっと誰かへおすすめしたくなるはずです。
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